経口避妊薬でのコンディショニング法と抗生物質

近年、日本の女性アスリートの活躍には目覚ましいものがあります。しかし、女性にはほぼ毎月のように生理が訪れ、それによって心身のコンディションが大きく乱れてしまうことがあります。生理前になると精神的にイライラしたりちょっとしたことで落ち込んでしまう、というPMSなどの症状が出てしまう人は少なくありません。そこで通常は避妊のために使う経口避妊薬のピルを利用することで、生理周期を整えたり、PMSの症状を軽減することで女性アスリートの体調管理を行うことをコンディショニング法と呼びます。コンディショニング法を行うことで、大会やレースに生理が重ならないようにしたり、良い状態で臨むことが出来るようにコントロールすることができるようになるのです。産婦人科やスポーツ医学を専門としている医師に相談をして行うことが多いため、副作用などはあまり心配しなくても良いと言われていますが、避妊用としてピルを服用しているのと同様の注意は必要です。
しかし、コンディショニング法を行っているときに体調を崩し、抗生物質などを飲む時には注意が必要です。抗生物質の種類によっては避妊効果が落ちてしまうと言われています。コンディショニング法では避妊は関係ないのでは?と思われますが、避妊効果が落ちるということは、女性ホルモンのコントロールがピルで行うことができていない、ということになります。そのため不正出血が起こったり、精神的な落ち込みや過食、むくみなどのPMSと同様の症状が大会やレースに重なってしまう可能性もないとは言えません。勝手にピルと抗生物質を服用せず、ピルを処方してもらっている医師やかかりつけ医などに相談して、飲み合わせについての確認を行うことが重要です。

ページの先頭へ戻る